バイデン米大統領は21日、日米豪印4カ国による戦略対話「QUAD(クアッド)」の首脳会合で、中国が南シナ海や台湾海峡などで「攻撃的な行動」を続けていると批判した。AP通信などが伝えた。首脳会合の冒頭の報道陣への公開が終わった後に、バイデン氏の発言がマイクに拾われたのだという。
AP通信によるとバイデン氏は、地元デラウェア州ウィルミントン近郊で開いた首脳会合で、岸田文雄首相、豪州のアルバニージー首相、インドのモディ首相を前に「中国は南シナ海、東シナ海、東南アジアや台湾海峡で攻撃的な行動を続け、我々を試している」と述べた。また習近平(シーチンピン)国家主席を名指しし、自国の利益を推進するために外交を利用しようとしている、と述べた。
米高官「中国に焦点あてていない」
米政府はクアッドについて…